染矢敦子ブログ Tender wind

〜やさしい風が吹いてきた〜

やっぱり人なんだなあ

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ある家電を買わなきゃいけなくなりました。ネットでいろいろ調べたのですが、いまいち分からず、実物を見て専門家の話を直接聞きたいなと思って、家電量販店に行ってみることにしました。

やっぱりコロナの影響ですね。売り場に着くと店員さんがさーっと遠ざかって行くのです。2つのお店に行ったけど、同じ。値段もネットの方が断然安いので、自分でしっかり調べて考えてインターネットで買おうと帰って来ました。

 

次の日、リサイクルのことでまた別の家電量販店に行く用事ができたので、売り場も一応見ておこうかなと立ち寄ると、やっぱり店員さんがさーっといなくなりました。そこへ、一人のおじさんが話しかけてくれたのです。

こちらの必要なものを瞬時に見抜いて、説明をしてくれたり、タブレットを見て「もう1つ前の機種なら、この値段でいけますよ」とか配達の日にちや在庫数を調べてくれたり。痒いとこに手が届くというか、すっかりファンになっちゃって(^-^)おすすめのものを買うことにしました。後で見たら、ネットよりもかなり安く、もう品切れも多い人気のものだったみたいです。ちょうどいいタイミングでした。

 

ネット通販が普及する前は、こんな感じでしたよね。懐かしい。そして、やっぱり人だよな〜いいな〜って思ったのです。次、家電を買う時も、電気屋のおじさん(ってご自身で言われてました)から買いたいなあ。

 

今、人との距離を取らなきゃいけないし、会話もしないようにってお店にも書かれてるし。だからこそ、余計にちょっと感動的な出会いでした。もちろん、マスクもして、距離もとって話してましたけどね。

 

これを書きながら思い出したのは、手の怪我をして大きなギブスをしてた頃のこと。病院とパン屋さんぐらいかな、一人で行っていたのは。いくつかパン屋さんに行ったけど、たった一人、近所のパン屋さんの背の高いお姉さんだけが「お取りしましょうか」って声をかけてくれたんですよね。雨が降り出した日は「傘、持ってますか?」ってお店の外に追いかけて来てくれました。嬉しかったなあ。

 

そういう温かい交流、今は躊躇してる人も多いですよね。早く日常が戻って来たらいいな。

温かい人がいる、明るい人がいる、だから行きたい。だから買いたい。そんなお店、やっぱりいいなあ。