染矢敦子ブログ Tender wind

〜やさしい風が吹いてきた〜

名もなき花

人は反応しながら生きている。

人を見すぎると歌えない。
私を自覚しすぎると歌は届かない。

名もなき花で、歌おう


 *

ベランダで花が咲いている。キレイ…涙が出そうになる。

ぐったりして家に帰る。駐車場に着く辺りから思う…犬たちが待っててくれる。
玄関を開けた瞬間に毛だらけ天使たちに救われる。

ライブで見せてくれる子供たちの笑顔、大人もそう…みんなの嬉しそうな顔や涙。
それが私を励ましてくれる。

「あなたの為に」
「幸せにしよう」
「何とかしてあげたい」
そう思った瞬間に違うものに変わる。

大切に、愛することはできても…家族でさえ、幸福にすることは出来ない。
それは結果でしかない。
自分と大切な誰かの理想や思いのギャップに何度も苦しむけれど…
私は私でしかいられない。

だから、ただ、何者でもない私が、ここに存在して、ただ歌っていて
それが、もし結果…誰かを励ませたり、救えたり、未来に光を持ってもらうことができるなら…