染矢敦子ブログ Tender wind

〜やさしい風が吹いてきた〜

ワンワンライブの奇跡~熊本さくら編~

書かない方が良いかなと思っていたのですが…
居酒屋さくらさんのブログにも書いてるし
色んな方に何があったと?!と聞かれるので、書いちゃいます。

染矢あつ子ワンワンライブに来て下さった方や、MCの中で聞かれた方も多いと思います。
ワンワンライブでは、不思議なことが色々と起きます。
今回も見事でした。

 *

何があったか。。。
これは、まだライブに来て下さった方も知りませんが、当日の朝、声がおかしくて、歌えなくなってたんです。
全く気付きませんでしたが(笑)病院の先生によると、風邪をこじらせてるそうで…
風邪をひいてることすら気付いていませんでした。どこまで鈍いの?!染矢あつ子(笑)

けど、不思議ですね。
さくらさんに着いたら、元気に普通にしゃべる染矢あつ子(笑)
何とかライブは、ちゃんと歌えてたと思うんですよ。多分。。。

お店は満員でした。
40人ぐらいの宴会のお客様もライブを聴いて下さると言うことでご予約を頂き、純粋に染矢あつ子ライブに来て下さった方々も20人ぐらいはいらっしゃったと思います。
ライブが始まったら静かに聞きます。。。とのことでしたが、やっぱりお酒が入りますから、ある程度のお話は覚悟していました。

それが。。。宴会の方々の声がすごかったですよ。
自分のピアノも歌も聞こえない。。。感覚だけで歌っていました。

まるで、子供の頃、父を呼びに入ったパチンコ屋さんのような騒音になっていました。
ワンワンライブですから、いつもとまた違う使命感があります。
犬達のことを知ってほしい。。。
何とか一部のワンワンライブは歌いきりました。
20名ほどのしっかり聴いて下さる方々に救われます。

そして、二部。お客様の声は、どんどん大きくなります。
‘いつもいつも’を歌いながら
「もう歌えない。ごめん、じいちゃん、ごめん、いぬたち。ごめん。」
声がでない訳ではなく、無力感。。。こんなことは初めてでした。
「次の歌で終わりにしよう。。。」

40度の高熱とお腹の激痛の時も
ストーカーに家に入られた日も
肺炎と気管支炎の時も
実家の愛犬が死んだ日も誰にも言わず、最後まで歌いました。
どんなに否定されても反対されても、真冬の土砂降りの野外イベントでも
「もう歌えない」と思ったことはありませんでした。

そして ‘いつもいつもいつまでもいつも…’ 歌い終わった途端
歌を真剣に聴いて下さっていた方々が座布団を持って、私を囲むように前に集まってくれたんです。
そしたら、宴会の中でも歌を聴いて下さってた方々数人も座布団を持って来てくれました。

涙を止めることが出来ませんでした。
救いは鮮やかに、絶妙のタイミングでやって来ます。
足下には、犬の毛の感触。

ありがとう、ありがとう。
それでも、やっぱり歌わせて頂けるんですね…

思い出深いライブになりました。
誰も悪くないんです。貴重な経験をまた積ませて頂けたと思います。
歌わせて頂くことに、また感謝した日☆
この日のすべての出来事、すべてのサポートに感謝します。