励ますこと、信じること
今まで、自分に起きる辛いこと、大変なことは
リアルタイムでは発信しないようにしていた。
いつも笑顔で人に接したいし
関わる人を不快にしたくないし
心配させたくないし
そういうものは乗り越えるまで見せないものだと思っている。
けれど、今回、愛犬を亡くしたことは書いた。
それしか書けなかったし
このタイミングで発信しないといけないような
それをしないと次になにも書けないような
そんな気がしたから。
コメントやダイレクトメッセージやメールやお電話や
お手紙やカードや会った方にもいろんな言葉をもらった。
「たくとくんは幸せだったんですね」
「たくとくん、ありがとう」
そんなコメントがとても嬉しかった。
あえて何も言わずにいてくれたり
気にかけながらもそっとしてくれてる感じも
たくさん伝わっていた。
ひとりぼっちと思っていた時期も長いけど
人って温かいものだなあって感じた。
そして、人を励ますということを考えた。
2年前のすごく辛かった時期
どんな励ましよりも嬉しかった言葉は
ギターリストのぺぺさんが言ってくれたことだった。
「今は辛いだろうけど、染矢ファンとしては
ここ超えた染矢敦子がどんな歌を歌ってくれるか楽しみですよ」
力強くその言葉が胸に残って
実際にその通りに私の歌は変わっていった。
今回、私の胸に一番ドンと響いたのは
投げ出しそうになった私への一言
「染矢敦子ならできる」
私には
「信じてくれること」
それが一番の励ましなる。
信じるということが、絶望で見失った光を未来へ投げる。
私がいつも犬に元気や勇気、癒しをもらっていたのも
そういうことなんだと思う。
ただ信じてる。
ただ愛している。
私は思う。
もしもここにたくとがいたら
悲しみ、もがく私を見ても
ただただいつものように、ここにいるんだろう。
感じ過ぎる私をずっと見て来たたくとにとって
自分の不在でどれだけ私が苦しむかなんてきっと想定内(笑)
自分で立ち直ると信じてくれているんだろう。
どんな私だって、ただただあるがままを受け入れ、そばにいるんだろう。
人によって色々なんだと思う。
辛いとき
甘やかしてほしい人
励ましの言葉がほしい人
そばにいてほしい人
一人でいたい人
いろいろ、いろいろ…きっととっても色々。
たくさん言葉をもらって思う。
自分の言葉で、自分の思いで接したい。
無言の優しさもある。
自分の大切な人が辛いとき
その人が何を望んでいるか感じれる自分でいたい。
そして何より、立ち直る姿を信じて待っていよう。
ただただ信じていよう。