愛おしい完璧じゃない私の歌
私は完璧な歌を歌いたいと思ってきた
私の音域は少し低めで
歌が大好きなのに
音楽の教科書の歌も
アイドルの歌も高くて
うまく歌えなかった
コンサートではよく話すけれど
中学生の時に決めた「自分で作った歌を歌う」
その夢も音楽の先生から
「歌が下手」と言うようなことを言われ
私は人前で歌ってはいけないんだと思うようになった
それでも歌いたくて
諦められなくて
今年で27年、歌い続けている
歌いはじめてからも、時々言われてきた
「聴くに耐えない」
「こんなの歌じゃない」
「君には人を癒す力も励ます力もない」
そんな言葉に一々、傷ついて
できない自分、何がいけないんだ?
って自分を責めてきた
そんな否定的な言葉の何十倍も
「敦子さんの歌が好き」って言ってもらったり
子供達には「歌うまい!」って言ってもらったり
それはすごくすごく嬉しいし
励まされている
またただ責めるだけじゃなくて
努力もしてきた
だけどね
思うように歌えない
目指す感じにならない
完璧な歌を歌えるようになりたいよ
それはもっと良い歌を届けたいから
完璧なんてないのかもしれないけど
そこに近づきたいと
ずっと思い続けてきました
*
新しいCD『やさしい風』のコーラスをしてくれたhiromiさんは
私が憧れ続けた、完璧な歌を歌える人だと思います
今回4曲コーラスをしてもらったのですが
鳥肌ものでした
みんなが知ってるアーティストやアイドルのコーラスも
担当されてて
驚くぐらい、ささっと
しかもタイミングも音もばっちり
思う以上のコーラスを作って来られる方だそうです
そのhiromiさんが私の歌について
「どれも良い歌。心に響く。」
と言ってくれてると聞きました
私の歌、歌をお仕事にされてる方にも
そんなこと、言ってもらえるんだ
聴くに耐えなくないんだ
嬉しかった
本当に嬉しかったです
「職人的ボーカリストな私としては
コーラス参加でアーティスト様に喜んでいただけて、職人冥利につきます」
SNSにも書いていてくれました
そっか
音楽が好きなのは一緒
だけど真逆なところも持っていて
だから出会えた
憧れ続けたもの
それを持ってる人の言葉は大きい
ものすごく大きい
私は私でしかいられない
できないものはできない
私だからできることもある
私は私の歌を作り、歌い、表現していけばいいんだ
完璧じゃない私の歌が今
とても愛おしく思えます
hiromiさん
ブログにも書いてくれています
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17thCD『やさしい風』
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