染矢敦子ブログ Tender wind

〜やさしい風が吹いてきた〜

アコーディオン

いつ言おうかな…と思っていて。

友人もほとんど知りません。
実は、アコーディオン、始めました。

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2003年、WAN ONE LIVEを始めた年。
それは、大好きな祖父と、大好きな愛犬チャムが亡くなった年です。

祖父が亡くなって、数ヶ月後だったかな。

「あっこ、二階の押し入れにあるわあ。じいちゃんのアコーディオン。あっこが持ってた方がじいちゃん喜ぶわあ。」
と祖母に言われ、ドキドキしながら二階へ。
押し入れにありました。古い、古いアコーディオン。初めて手にするアコーディオン。
私は、祖父がアコーディオンを弾いているのは、見たことがありません。
母が、まだ子供の頃に、祖父はアコーディオンとバイオリンを弾いていたそうです。

バイオリンは、残念ながら、研究熱心な(?)母のお兄さんと弟さんに分解され壊れてしまったそうです。

祖母にそんな話をしてもらいながら、私は祖父のアコーディオンを譲り受けました。
すごく嬉しくて、大切で大切で仕方なかったのですが
「アコーディオンって、どうやって弾くと?!」
と、どうしていいか分からず、結局ずっとクローゼットの中にありました。

でも去年の年末です。
「アコーディオン、弾かなきゃ!」
私は突然思い立ち、ネットで教室を探し、体験レッスンに行きました。

何十年も前の楽器です。
先生に弾いてもらうと…やっぱり壊れていました。

鍵盤には、ドレミファ…とマジックで書かれています。祖父が書いたのでしょう。
胸に込み上げるものがあります。
「先生!私、このアコーディオンが弾きたいんです。」
「そうね。じゃあ、まず修理の見積りを取ってみましょう。」
と言う訳で、修理を待って練習を開始することにしました。

その日から、ワクワクわくわく…毎日、アコーディオンを弾くのを想像していました。

でも、年末年始を挟んだのもあり、なかなか返事が来ません。
そして、祖父の命日、1月7日。
お風呂の中で、ワルツが浮かんできました。
「じいちゃんの歌。ばあちゃんに歌ってる。…これをアコーディオンで歌うんだ。」

その日の夜中、先生からメールが来ました。
「修理に時間がかかると思います。私の機材を貸し出すので、練習始めませんか?」
迷う理由などありません。
その二日後に一回目のレッスンをお願いしました。

最初は、音も出ない、左手のボタンが全然ちゃんと押せない、体中痛いし、練習すると吐き気するし…
そんな状態でした。
でも、毎日、長時間続けないで、休み休み…本当に毎日練習をしていると、ある日突然、前の日に出来なかったことが出来るようになるんです。
大人になってする、出来ないことが出来る体験は新鮮で、ワクワクします。

そんな感じで、今日、二回目のレッスンに行ってきました。
もう、発表の日が決まっているので、やるしかなくて、それが良いのでしょう。
頑張っています。
お風呂で出て来た歌を先生に聴いてもらって、2月24日にそれを弾き歌いすることに決めました。

楽器が増えたので、練習時間は増えましたが…
アコーディオン→ピアノ→ボイトレ→アコーディオン→ピアノ弾き語り→アコーディオン→ストレッチ
とセットにしたら、以前よりちゃんと練習するようになりました。
それだけじゃなくて、日常生活とか、音楽以外の仕事とか、したいこと、しなきゃいけないこと、文章書いたり勉強したり、本を読むとか犬と戯れるとか…他のことをする時間も上手く調節出来ている感じです。
長いことネットしたり、ボーとしたり、堂々巡りで沈んだり、たまに昼寝したり、だら~っとした無駄な時間が減ったんだと思います。
やるべきことがあった方が良いのでしょう。

これから、どんどんアコーディオンの曲も増やして行きたいです。
頑張るぞ~!!