間違い電話に、にっこり
珍しく家の電話が鳴る。
「迎えに来てくだちゃい!」
小さな子供の声。
後ろで、おばあちゃんらしき人の声がする。
「また間違ってないね?」
あらら…ご察しの通り。
「もしもし~。間違ってますよ~」
「あ~間違ったみたい。」
ドタドタ…
子供が受話器から離れる。
おばあちゃん、どうするのかなあ…と待ってみる。
「すみませんでした!間違ってかけてしまいました!」
その一言で、にっこり。
「いえ~全然、大丈夫ですよ~」
世の中、まだまだ捨てたもんじゃないよね。
おかしな世の中だと言われている。でも、そんな人ばかりではない。
おかしな方が目立つだけなんだ。
だって、私の回り、素敵で思いやりのある人の方が圧倒的に多いもの。
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写真は、いちごちゃん。
風音のママです。