染矢敦子ブログ Tender wind

〜やさしい風が吹いてきた〜

5/31 長崎の病院

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ある時、インターネットから「いいよいいよ」のご注文がありました。
住所は、長崎の病院。病棟へのお届けでした。
それが、デュシャンヌ型筋ジストロフィー症で病院にいながら
詩を書き、曲を作っているえいさんとの出会いでした。

たった一人から始めたものが大きな輪になる。

それをまた見せて頂きました。

染矢敦子のコンサートを病院で実現する為に
えいさんは、自治会を立ち上げ、企画を病院に申請し
色んな問題をクリアして、この日に至りました。

こうして、またレポートを書いていると、じ~んと胸が熱くなります。



コンサートは、食堂で行われたのですが
こんな風にみなさんが集まることも初めてなんだそうです。

お話をさせて頂いた絵を描かれてる女性が
「コンサートも嬉しかったし、
みんなに会えたことが、またとっても嬉しかったんです。」
っておっしゃっていました。

「みんな、とってもとっても楽しみにしているんですよ。
みんな毎日真剣に生きています。」
看護婦さんの言葉…。

本番前、少しずつ、食堂に人が集まり始めます。
まず、車いすの方から。
早い方は、一時間前から…。
呼吸器をつけてる方々も「聴きたい」と言って下さってるそうで
とても移動に時間がかかるから、早めに移動を開始しているとのこと。

ああ、そうなんだ。
すとんって、何度も胸に残るものがありました。

私にとっての日常が、日常ではないんですよね。
私の歌を本当に楽しみにして下さってること
命と毎日向き合ってるみなさんに、歌や言葉を聴いてもらうこと。

どんどん会場に集まるみなさんのワクワクされてる感じを見て、身体が震えました。
私でいいの?
いいんだよ。
えいさんが、染矢敦子を呼んでくれたんだから…。

 

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ただ、ただ、感謝を込めて歌を歌おう。
やさしい風を吹かせよう。


1.朝のうた
2.ふるさと
3.ことのは唄
4.いいよいいよ
5.こころ
6.さあ手をつなごう
7.やさしい風
8.一期一会


最後の一期一会で、ぐっとこみ上げるものがあって…
ひいおばあちゃんに最後に会った時
病室で、私は一期一会を歌いました。
それを思い出しました。
「また会いたい。またここに歌を届けに来たい。」


ライブ後に「一緒に写真を撮りたい」とたくさんの方が言って下さいました。
看護士さんが
「こんな笑顔はじめてみた~~!!」って大きく笑うくらい良い笑顔をして下さいました。

「みんな本当に喜んでいましたよ。
スタッフも色々あります。スタッフも癒されました。また来て下さいね」
看護士さんに言って頂きました。

ライブ映像は、病室にいるみなさんにもテレビを通じて配信されて
たくさんの方々が歌を聴き、喜んで下さったそうです。


そして、えいさんや、みなさんにご挨拶をして車に乗ったら
涙が止まらなくなりました。

いのちを歌う染矢敦子に
今回のコンサートの体験は大きかったです。

生きるということ
自分に与えられているもの
日常がどれだけ有り難いことかと言うこと
悩みさえ、贅沢なことなのかもしれないと言うこと

何だか上手く表現できなくて…
レポートも遅くなってしまいました。

けど、身体と心と、もっと深い所に、いろんなものが残りました。


えいさん、染矢敦子を呼んで下さって、本当にありがとうございます!!
えいさん、私がまた元気や勇気をもらっています。

自分に駄目だしばかりで、まだまだのことばかりだけど
えいさんが応援してくれる染矢敦子を少し誇りに思える気がします。

入院の患者さん、この日、来て下さった方
看護士さん、スタッフさん、ボランティアのみなさん
本当に本当にありがとうございます!!
この日のすべてに感謝します☆


えいさんのブログ/デュシャンヌ型筋ジストロフィーからの贈り物!
http://ameblo.jp/neweijiy/entry-11265628102.html

 

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えいさんに頂いたお花です♪かわいいでしょ♪