ただそこにいること、それに救われる
つらくて泣き崩れた
犬達は少し間を置いてやってきた
ママ、だいじょうぶ?じゃなくて
そこはキッチンだったので
おやつ?って
しっぽを振りながらやってきて
寄り沿って喜んでる
その無邪気な姿に
心が一気に温かくなる
時々思い出す逝ってしまった人
引き止めることができなかった
私の存在を時々責める
でも犬達を見て
ふと思う
その頃、まだ小さな子供で
こんな風にただ無邪気にしていた私も
温かい気持ちを、愛する気持ちを
あげれていたんじゃないかな
いなくなった事実だけだった
だけど
私が抱える苦しみや空しさ
いら立ちや悲しみ
もしかしたら
とても似ているのかもしれないと気づく
ただそこにいて
私を見てくれる
寄り沿ったり
甘えたたり
ご飯を食べたり
ことこと歩いたり
寝てる姿も
そんな「ただ」ということに救われること