染矢敦子ブログ Tender wind

〜やさしい風が吹いてきた〜

ドッグマンス!

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11月です!
ワンワンで、11月はドッグマンスです!
犬のことを考える一ヶ月です。
今日は、ワンワンワン♪ですね。
1日は、神の日とか、神に近い日とか聞いたことがあります。
1日って、始まりの日だから、気持ちを新たに頑張れるので、気持ちがよいですよね。
何かが始まるワクワク感があります。

写真は、アークさん&マシュー君です(^-^)

ドッグマンスも始まったので、昨日聞いた犬の話を一つ。

 *

道端で、よくお会いする女性とヨーキーくんがいます。
多分、出会って1~2年ぐらいでしょうか。
小さい小さいヨーキー君です。
11歳と言っていましたが、体があまり強くないのかな…ゆっくりとヨーキー君のペースで散歩をしています。時々、動かなくなって、そしたら動くまで飼い主さんは待っています。どうしても動かないと、そっと抱っこして歩いています。とても、とても大切にされているのが見て分かります。

今まで、ほんの挨拶を交わすぐらいでしたが、昨日、初めてその子の生い立ちを聞きました。

三歳まで一緒に暮らした最初の飼い主さんは、自ら命を絶ったとのことです。
決心をしていたのでしょう。ご家族に犬を預けた後の出来事だったそうです。
犬は、敏感に飼い主の気持ちを読みます。一緒になって、喜んだり悲しんだりする生き物だと思います。
その三年間、その方ももちろんですが、ヨーキーくんもどれだけ辛かったかと思うと、胸が痛みます。

さらにその子にとって辛い状況は続きます。そのご家族の家には、家の中で一緒に生活するドーベルマンがいたのです。ご家族も大の犬好きで、そのドーベルマンも気性が荒い訳ではなく、優しい性格でした。ただ遊びたかっただけなのでしょう。でも、体の大きさがあまりにも違います。ヨーキー君の体は傷だらけになり、ついに体に歯が食い込み、肺が傷つき、瀕死の状態にまで陥ったそうです。
その後、このままでは死んでしまうと、ヨーキー君は一日中、檻の中で過ごすことになります。

そんな時、今の飼い主さんの旦那さんの方が、その家を訪れます。
「目があったから…。」
旦那さんは奥さんに笑って、そう言ったそうです。
「檻にずっと入れられてる、可哀想やろ?うちで育てよう。」
そうして、ヨーキー君は、今のお家で愛情をいっぱいもらって暮らすことになりました。

心臓も悪く、ぜえぜえよく言っています。突然、ぱたっと倒れることもあるそうです。
噛まれた時の後遺症も残っています。
こんなに小さな体で、ものすごい人生を歩んで来たんだね。
飼い主さんがお話してくれてる間、ヨーキー君はゆったり抱っこされたまま、まん丸の目で、穏やかな目で、私をじっと見ていました。
「僕は今、幸せなんだよ。」
そう言っているような気がして、涙が出そうでした。

犬の幸せは、飼い主次第です。
良かったね。今の飼い主さんに出会えて、良かったね。