染矢敦子ブログ Tender wind

〜やさしい風が吹いてきた〜

ライブレポート 感想編

花束

「最後から二番目の歌が一番好きでした。久しぶりに胸が熱くなりました。」
「やっぱり、だいじょうぶ だいじょうぶが一番心に残ってます。」
「本当!奇麗な声ですね。」
「泣くのを必死で堪えていました。」
「応援してます。頑張って下さい。」

ふれあいコンサートで頂いた感想の一部です。

握手をしたり、たくさんたくさん感想を頂きました。
歌った後、すぐにたくさんの感想を頂けたのは初めてでした。

お客さん、一人一人の表情もちゃんと見えて、伝わっているのがとても良く分かりました。
会場の、きっと殆どのお客さんが、笑ったり、泣いたり、頷いたり…心を開いて、私の歌や言葉を受け入れて下さっていたように思います。

初めて会う私の、初めて聴く歌。
それを本当に真剣に聴いて下さっていました。

私自身、とても感動的な時間でした。

今回、このライブを紹介してくれて、とても助けてくれた友人からのメールを紹介させて頂きます。
すごく嬉しかったので…。
(一部省略しています)

「敦子さんのライブを楽しみながらまた敦子さんを感じながらあの場所にいることができて本当に幸せでした。鳥肌が立って涙がでそうになりました。
ひとりのお客さんとしてパワーを頂いた、本当にありがとう。

お客さんにメッセージを伝えてパワー・元気をあげることができる、人の心に影響を与えることができるってやはりすごいことで、誰にもできることじゃないし、しかも音楽でしかできないと思うんです。
そんなお手伝いができるだけで幸せ、感謝しなければと思いました。

ハキムは敦子さんのピースピースピースがお気に入りみたいです。ちゃんとはじめのピースはパズルのピースで二つ目のピースは平和としあわせのピースでさいごのピースは写真をとる時のピース??と説明しながらメロディ?和音?らしき(笑)ものを弾いています。
それから茶色の犬は黄色の首輪をしてて・・・と私に説明をしてくれました。
とてもほほえましいです。子供ながらにきっとなにかを感じてますね。
音楽ってやっぱり最大の武器というか、うまく説明できないんだけど、一番のいやし、心に響くものだと思っています。

敦子さんありがとうございました!そしてお疲れ様でした!」


 *

ハキムくんと言うのは、小学一年生の息子さんです。
そう言えば、2曲目の「Piece,Peace,ピース」の時、前にやってきてました。

「一個目のピースは、欠片のPiece。パズルのピースとか言うでしょ?
二個目のピースは、平和のPeace。
みんな地球の欠片だよ。欠片、一人一人が、みんなで平和を願うと、ニコニコマークのピースの世界になるよって歌です。」
私はいつもそんな風に話して、この歌を歌い出します。

そして、捨てられた犬の歌「茶色」
「茶色」は黄色い首輪をしていました。

ちゃんと伝わっている…
メールを読みながら、泣きそうでした。

これが、私のやるべきこと。そして、やりたいこと。

今回、三日間で、全く違うライブを4つしました。
正直、三日間熱が下がらず、驚くくらい色んなアクシデントも起こりました。
何年歌っていても、思わぬことは起きます。それがライブなのでしょうか。
でも歌い出せば、すべては別の場所。
ただ、一人一人の心に届くように、ただ私は歌います。

そんな喜怒哀楽ありの三日間の中で、本当に色んなことを考えることが出来ました。
それぞれの良さ、それぞれでの困難、反省や喜び、そして感動…

すべてを終えて、帰りの車の中。
私はやっと気付きました。

音楽が好き、歌うのが好き。
それだけじゃない。
私は、生きること、愛すること、犬のこと、許すこと…浮かんで来る歌、そのメッセージを伝えたいんだと…。
誰かの心に入って初めて、「良かった」と思えるんです。

分かってくれない人がいたっていい。
私はこれでいい。これがいい。

大切なことに気付かせてくれたこの三日間。
歌を聴いてくれたみなさん、関わったみなさん、動物、植物、すべての存在、すべての出来事に感謝します。