染矢敦子ブログ Tender wind

〜やさしい風が吹いてきた〜

表現者にとって / 大林宣彦監督の言葉

 

映画監督、大林宣彦さんの言葉

 

 

僕たち表現者にとって

マイナスなものなど何もない

 

生きてる、ってことは

傷を負うことだから

 

傷を負うことで人の財産となる

 

 

ビデオを見ていたんです

ビデオが終わって、テレビに切り替わった時に

やっていたテレビ番組に大林監督が出演されていて

 

ガンで三ヶ月の余命宣告をされた時

「嬉しかった」と言って、この言葉を言われました

 

薬などが効いて、奇跡が起きた

「今は余命未定。あと30年は映画を撮るから」と…

 

 

涙がぼろぼろ

 

まず言い切るって、かっこいい

 

今の時代、言い切ることの難しさがあると思うんです

すぐに叩かれたり、訴訟になったり

 

でも大人が言い切ってくれる言葉が

支えになったり、指針になったり

その後の人生を左右することもある

 

この言葉を笑って言えるまで

どんな人生だったのだろう

いろんなことを想像し、感じ、考えました

 

70代の監督があと30年撮るというんだもん

私もまだ何十年も歌を作り歌い続けていける

年上の人の力強い言葉は、ホント励みになる

 

もう年だからなんて言い訳はできないね

 

 

それから

表現者としての自分と仲間のことを思います

 

表現するということは

感じることがとても大きく、敏感すぎるということ

でなければ何かを生み出すことはできない

だからこその苦しさがある

 

ダンサーやミュージシャンや

表現者の友人や知り合いの自殺も多い

 

この大林監督の言葉って

表現する人たちも励ます

表現者と自分を思わない人も励ますと思う

 

作品を発表するだけが表現者じゃないし

そんな人たちだけが敏感すぎる訳じゃない

 

みんな辛い思いをしているから

たくさん、たくさんの人を励ます言葉なんじゃないかな

 

私もずっとずっと覚えておきたい

読んでほしい人もいる

 

だから、ここに書きておくことにしましたニコッ