染矢敦子ブログ Tender wind

〜やさしい風が吹いてきた〜

はじめから * 染矢敦子

  

『はじめから』

 

僕は足りない子

僕は愛されない子

どれだけ頑張れば

どれだけ苦しめば

 

許されるの

わかってもらえるの

 

笑っているよ 

嫌われないように

元気でいるよ 

怒られないように

 

 

僕が弱っても

あなたは怒らない

頑張らなくても

役に立たなくても

足りなくても

我がままでも

 

そのままで良かったの

許されていたの

 

愛されていた 

ずっとずっと

気付かなかった 

ただそれだけ

 

求めるものと

もらえるものが

違ってただけ 

ただそれだけ

 

 

笑っているよ 

それが自然で

元気でいるよ 

愛してるから

 

**

 

足りない子、愛されない子

かつて、そう思ってたのは私自身です

 

この歌が生まれたのは

手のケガのわりとすぐ

私の心の大きな変化の後です

 

左腕に大きなギブスをして

自分一人では生活できなくなった時期

頼ること、甘えることを覚え

愛されていること、愛され続けてきたことを

やっと受け入れることができた経験が

この歌になっています

 

歌に出てくる「元気」は健康のこと

私は大人になってから身体があまり強くなくなり

具合が悪い時、怒られたり、責められたり

嘘をついてると職場で疑われたこともありました

 

元気(健康)でいられないのは

自分を責めるから

そして怒られるからと元気なフリをする

 

でも元気でいるのは

愛してくれる人、愛する人の為でもある

そんなことに初めて気づけた時期でもありました

 

タイトルの『はじめから』

はじめから、愛されていたよ

はじめから、許されていたよ

そういう意味です

 

やっぱり

あなたは、あなたでだいじょうぶ

なんですね

 

この歌が誰かのきっかけになったらいいなと思います。

 

**

 

ケガのこと、その頃の心の変化はここに書いています

エッセイ:またピアノが弾ける日まで

 

 

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写真は最近、撮ったベランダの多肉ちゃん達にしました♪

目でも楽しんでもらえたらいいなと思います。