親の愛
優輝は暖房に近づき過ぎるから
危ないと話していたら
ストーブの部屋に
優輝を連れて来た途端
父がストーブを消して
危なくない暖房をつけてくれた
何も言わずに…
薄着で犬達とお庭に出た私
母が上着を持って追いかけてきて
ふわっと肩にかけてくれた
私はこんな優しさを
子どもの頃から
当たり前に受け取っていたんだな
気づいて泣きそうになる
優しい私の父と母
宮崎、大分のコンサートを終えて
父と食事に行くとき
「体のことも考えんといけんぞ
無理なものは断らんと」
と言われた
数年前の私なら
断るなんかしないよ!
頑張ってるのに!ひどい
って悔しく思っただろう
でも今は、父のその言葉は優しさだと分る
親の愛だと分る